泌尿器科 女性の悩み

女性が通いやすくするための取り組み

  • 泌尿器科に通院していることを人に知られたくない方は多いことでしょう。以前より敷居が低くなったとはいえ、やはりちょっと恥ずかしいのが泌尿器科への通院です。
    当院は、内科・小児科・皮膚科も診療しております。どの方がどの診療科の患者様か、待合室で他の患者様にわかってしまうことはありません。
    また、受付でも「泌尿器科の診察を」と言わなくてもいいシステムで患者様をお迎えしております。
  • ※過活動膀胱などの診察の際、衣類を脱がせて直接診察は行いません。

女性で多い症状、トラブル

オシッコのことで困っている

「オシッコが近くて、思うように外出できない」「お出かけを楽しめない」
そんな声がたくさん聞こえてきます。頻尿の原因は、膀胱が過剰に働く「過活動膀胱」と「骨盤底筋の緩み」です。

貴女だけじゃない。全国で800万人以上の人が悩んでいる「過活動膀胱」

過活動膀胱になると、排尿筋が過剰に収縮します。その結果、膀胱に溜められる尿量が少なくなり「しょっちゅうトイレに行きたくなる」のです。
また、「急に行きたくなって我慢できない」ということも。膀胱の排尿筋は、自分の意志で動かすことはできませんが、収縮した排尿筋をリラックスさせることが大事です。

女性特有の理由「骨盤底筋の緩み」

「咳やくしゃみをするとオシッコが漏れちゃう」「重いものを持った瞬間に漏れる」
これらに代表される腹圧性尿失禁。これは骨盤底筋が緩んでいるからです。そしてその骨盤底筋の緩みには、妊娠・出産が大きく関係しています。妊娠中の胎児の重さが骨盤底筋の負担となり、さらに出産時に骨盤底筋がダメージを受けてしまうのです。
また、過活動膀胱と骨盤底筋の緩みの両方が原因の方もいらっしゃいます。近年、過活動膀胱に効果を発揮する薬剤が開発され、多くの患者様が服用しています。

膀胱炎

  • 泌尿器科の病気の中で、女性に非常に多い疾患になります。
    その3大症状は、
    ①排尿痛
    ②残尿感
    ③頻尿に
    なります。
    突然、トイレで排尿をしてもすっきりしない感じや、排尿後に下腹部と陰部が痛む、何度もトイレに行きたくなるといった症状が現れます。
  • 原因は細菌やウイルスにより、膀胱内で炎症を起こし、膀胱粘膜がただれてしまうことが原因になります。
    そしてただれた部分が畜尿・排尿により動いてしまうため、排尿痛や残尿感といった症状が現れます。
    また、出血して血尿になることもありますのですぐに来院してください。
  • 膀胱炎では発熱は起こさないため、高熱の場合は他の疾患の合併がある可能性があります。

それぞれの治療方法、原因

頻尿や尿漏れの予防のためのお手軽体操、やってみませんか

骨盤底筋を鍛える体操をわかりやすくイラストで紹介したパンフレットを準備しております。ご入り用の方はぜひお申し出ください。排尿筋は自分の意志で動かすことはできませんが、骨盤底筋は鍛えることで自分の意志でコントロールが可能です。

普段からオシッコを我慢しないで

膀胱内に尿が溜まると、細菌が繁殖しやすくなります。「したくなったら出す」を心がけてください。

今さら…。だけどもう一度

排便後、後ろから前に向かって拭いていませんか?
これでは大腸菌が尿道に入ってしまう可能性が。排便後は前から後ろに拭くこと、これは鉄則です。

マメな水分摂取を

「ただでさえ頻尿なのに、まだ飲むの?」
そう言われそうですが、水分が足りていないと体内の老廃物がうまく排出されません。体の中に毒素が溜まったままになったり、尿が濃くなって感染のリスクが高くなったりします。適切なタイミングで適量の水分摂取を心がけてください。
ただし、アルコールやカフェインには利尿作用があるので、コーヒー等を飲むときにはちょっと気をつけて。また、寝る前にたくさん水分を飲むのは避けたいものです。

尿漏れパッドは「あれば安心」だけど治療にはならない

最近は、尿漏れパッドも何種類が販売されており、そういったものを上手に取り入れて日常生活を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。もちろん、旅行やランチなどの楽しみを満喫できるのは素晴らしいこと。そういう便利なアイテムはどんどん使って思いきり日々の暮らしを楽しみましょう。
ただ、尿漏れパッドを使用したからといって、治療に結びつくわけではありません。尿失禁や尿漏れの治療は薬物と体操で。治療は治療としてきちんと取り組みましょう。

腹圧性尿失禁の「TOT手術」が保険適応に

TOT手術は、手術時間がおよそ30分程度。数日の入院ですみます。体への負担も少なく、高齢者でも可能な手術です。当院では手術は行っておりませんが、手術をご希望の患者様には、提携している病院へのご紹介をいたします。

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