泌尿器科 お子様の悩み

お子様の泌尿器で多い相談

  • なぜか男の子に圧倒的に多いおねしょ(夜尿症)
  • 小児包茎、剥く? 剥かない?
  • 睾丸がない? 早急な治療が必要です

多い症状、トラブル

急いで剥かないで、小児包茎

小児包茎の多くは自然に翻転します(むけます)。
昔から、小児包茎に対しては、親が剥いてやった方がいい、そのままがいい、と賛否両論ありました。そして現在も確かな方法が見つかっているわけではありません。しかし、近年は無理に剥かないほうがいい、という説が強くなっています。
ただし、繰り返し炎症を起こすような場合は、治療が必要でしょう。

夜のオシッコは悩みのタネ

幼児は「おねしょ」、学童期の子どもに対しては「夜尿症」と呼びますが、症状は同じです。

オムツを換えるときにチェックしてください。睾丸がありますか?

小さなお子様によくあるのが「停留睾丸」。睾丸が陰嚢の中に下りてきていない状態です。ほとんどの場合、1歳前後までに自然と下りてくるので過度な心配は無用です。稀に、2歳前後になっても睾丸が下りてこないと、精子をつくる能力が低下し、男性不妊の原因になるともいわれます。
また、発がんとの関連性もいわれており、そういうお子様には早急な治療が必要です。

「おちんちん、洗ってあげなきゃ!」はやり過ぎです

  • ときどき、男の子のママで「上手に洗えないから洗ってあげる」という方がいらっしゃいますが、これは不要です。普通にお風呂に入る生活ができていれば大丈夫。あまり神経質にならないことも大切です。

検診について

一人で悩まないで。ママのための「おちんちん検診」随時行っています

男の子を育てているママさんにとって、おちんちんはわからないことだらけ。「痛がる」「痒いみたい」「皮が多い」「ブツブツがある」など、気になることがあったらお気軽にご相談ください。泌尿器科医はおちんちんのプロ、一人で悩まないでお任せください。

夜尿症について

幼児は「おねしょ」、学童期には「夜尿症」

症状は同じでも、年齢で呼び方が変わります。おねしょは「怒らない」「起こさない」「焦らない」が3原則。寝る前にトイレに行く、寝る前の水分摂取を控える、等生活習慣についての指導をしながら、改善していきます。

夜尿症は生活指導と投薬で

夜尿症に対してはもう少し踏み込んだ生活指導に加えて、抗利尿ホルモン薬等の投与を行います。夜尿をしなかった朝には思いきりほめてあげてください。「成功体験の積み重ね」が自信につながります。
小学校高学年になるとキャンプや修学旅行等、家庭を離れる機会も増えてきます。行事を楽しくエンジョイするためにも早く治してあげたいですね。

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